こんにちは。街建中の人3104号です。
街建もおかげさまで先日3周年を迎えることが出来ました。
と言っても私自身はスタッフの中で最も新参であり、過去に作成された街建コラムを読んだりして学ぶ日々であります。今回で26回目の連載になりますが、商品の特集、インタビュー、動物、DIY等、ジャンルの幅広さも街建コラムの大きな特長だと私は思います。
そこで今回は、これまでに公開された中で、私が皆さんに推したいと思うコラムを8つ紹介させて頂きます。
!!! 紹介文には若干ネタバレあり !!!
街建でも多く取り扱われている「仕上塗材用の下地調整塗材」やその関連商品についてのコラムです。
下地調整材の細かな分類について、表や商品名に基づいて分かりやすく説明されており、ほとんど知識がなかった私でも特徴や違いについて理解できました。
JIS規格で設けられている基準や、その中での「適合品」「認証品」といった分類など、職人さんが安心して下地調整材を使用するための決まり事は想像以上にしっかり設けられているんだなと。実際に様々な規格、仕様に関して難しくなりすぎないように説明するのは大変だったようです。各社のメーカーカタログやコラムの情報だけでなく、日本化成株式会社や昭和電工建材株式会社の方々からの貴重なアドバイスを活かしてコラムを書いたそうです。
第3回コラムでの施工手順の説明ではその場面に応じたオススメの商品、作業の注意点についても書かれています。第2回と第3回を合わせてご覧ください。
ココがおすすめPOINT
《第4回 街建コラム》モルタルミキサー特集(2016.3.16 掲載)
補修材特集の後編でも少し触れられていたモルタルミキサーがテーマです。前編の第4回では機械の分類や使用法、安全機能等について説明されており、後半の第5回は「グラウトミキサー」「エンジンミキサー」「ポットミキサー」のそれぞれの特長に焦点を当てた内容になっています。
街建が「扱っている商品は粉もの(モルタル)ばかりではない」、かといって得意分野の湿式建材に沿ったテーマは何かと考え、モルタルミキサーの特集を企画したそうです。ミキサーの使用法について読んでみてください。ECサイトとしての商品紹介だけでなく、少しでも普段のお仕事のお役に立てればとの思いが詰まっています。
モルタルミキサーの外観は個性があるなとは思っていましたが、ドラムの角度、足の高さ等は、それぞれの用途や特徴を考えてみれば確かに納得できました。
カタログにもなり得るコラムだと思います。
ココがおすすめPOINT
《第6回 街建コラム》西勘本店インタビュー「良い商品を正しい売り方で」(2016.6.20 掲載)
東京・京橋の「西勘本店」さんを訪ね、左官道具についてお話を聞かせて頂いたインタビュー企画になります。
左官の伝統的な側面も伝えていきたいという思いがあり、安政(幕末)の頃から6代続く鏝屋さんのインタビューをコラムの題材に選んだそうです。
左官道具を取り扱われている方の生の声は私にとっては貴重であり、話にかなり引き込まれました。
後半の水谷社長のお話において、創業から当時162年が経っているということや、薬師寺が再建された時の「千年釘」が店に残っているということに、スケールの大きさやものを売ることに対する考え方の重みを感じます。「良い商品を正しい売り方で売る」とおっしゃっているように、江戸っ子の気っ風の良さを感じるインタビューです。
ココがおすすめPOINT
《第8回 街建コラム》 日本玉石インタビュー「玉石・玉砂利の専門店」(2016.12.14 掲載)
東京に本社を構える「日本玉石」さんに「玉石・玉砂利」に関するお話を聞かせて頂きました。
玉石・玉砂利を取り扱い始めた経緯や、仕入れで海外を訪れた時の事等、色々な閃きや出会いについてお話しされており、このコラムには世界観の広さを感じました。特に、飛行場のない東南アジアの島での「ハエが集る黒い豚肉」の話や、「途中の島で置いてけぼり」の話は、日本で生活していると中々体験できない内容だと思います。会長は大自然を相手に仕事されているということもあり、言葉やその描写がとてもロマンティックな方だそうです。
玉石、玉砂利を中心にこだわりをもって商売されてきた日本玉石さんですが、もしも私が社長と同じ立場だったとして、宝飾系等の儲かる商売のお話を持ちかけられたとしたら、一体どうするかと思ってしまいました。偶然の閃きや出会いも、自身のこだわりを貫いた先にあるものなんだなと思いました。
ココがおすすめPOINT
《第10回 街建コラム》 木造住宅を耐火建築物にできるのかを調べてみた(2017.5.15 掲載)
新潟糸魚川市の火災で一軒だけ焼けずに残った住宅をまず例に挙げ、火災に強い建築材料、火災を前提にした避難の計画、「耐火」「防火」に関する商品の紹介等について書かれたコラムです。
コラムで2番目に使われている「火災の中で一軒だけ家が残っている写真」ですが、衝撃的過ぎます。当時の状況をネットで調べてみると、色々な角度から撮影されているこの現場の写真が出てきましたが、鮮やかな赤い屋根が灰になった住宅地の中どっしりと構えている光景には驚きました。ステンレスのトタン板を外壁に使い、屋根の洋瓦も一部はステンレス製、さらに、窓は暴風に備えたワイヤ入りの二重ガラスで、一般的な住宅とは造りが色々と異なっていたとか。
建築に主に焦点を当てて書かれたコラムですが、人命第一と考えると、自身でしっかりと災害時のイメージ、準備をしておくということも大切だと思います。
ココがおすすめPOINT
《第13回 街建コラム》〜どんなもんだい!猫ちぐら編〜(2017.6.25 掲載)
ねこ好きの間で話題となった高級な民芸品、猫ちぐらを自分で作ってみた、という内容のコラムです。
自分は猫ちぐらに関してはあまり詳しくなく、ペット用品の一種なのかな、とは思っていたんですが、ネットで調べてみると想像以上にバラエティに富んでおり、高い物だと値段が10万円を超えています。インテリアの置物としても映えそうな感じです。
このコラムでは荷造りに使う100均の紙紐で猫ちぐらが作られており、その使用量に関しては先が見えず、不足するたびに100均に走り、売り切れれば100均行脚をしたそうです。そういった苦労が滲み出てており、素晴らしい出来映えの猫ちぐらですが、はたして猫は気に入ってくれるのでしょうか?
ココがおすすめPOINT
《第19回 街建コラム》DIYで自宅のここを直したい。おすすめ商品特集!(2019.9.19 掲載)
建築業界の方でなくても自宅で使用できる、DIY向けの商品を紹介しているコラムです。
動画での説明を交えてそれぞれの商品の使用方法等が紹介されているんですが、「ひびうめーる」でクラックを埋めていく作業は第三者視点からでもかなり見応えありました。
サビ落としに効果的な「サビクリーン」は色で状態を認識できる上に、原液、水、ブラシがあれば作業できるので、非常に便利だと思います。自分も購入したいと思いました。
他にも初心者向けの商品が紹介されており、商品の使いやすさと性能の高さの両方が分かるコラムだと思います。
当初はDIYユーザーの熟練度ごとに、それぞれの段階に見合った商品を提案する形が考えられていました。ですが一言にDIYと言っても、材料から家具を作る方もいれば、部屋の壁紙を塗り替えたりする方など様々なニーズがあります。その中にさらに熟練度や難易度が存在しているので的確な情報提供がどこまでできるか分かりづらく、現在の形になったそうです。紹介されているのはそんな試行錯誤の末に選定されたオススメの商品です。
ココがおすすめPOINT
《第21回 街建コラム》投げ込みヒーター(パイプヒーター)でローストビーフを作ってみました(2019.11.15 掲載)
最近流行っている低温調理器「BONIQ」の代わりに、左官屋さんの使ってるパイプヒーターを使いローストビーフを作ってみた、という内容のコラムです。 DIYの面白さがよく出ているコラムであり、実験的な要素が大きく、読み進んでいくのがワクワクしました。自己責任な道具の使い方には(安全第一だとは思います。)かなりスリルを感じます。 パイプヒーターを使用してお肉を茹でる前に、家のヨーグルトメーカー(甘酒を作れる60℃まで温度を保てるタイプ)で数回実験をしたそうです。これも本来の使い方ではないと思いますが、実は投げ込みヒーターよりはずっと簡単に調理できたんだとか。 ちなみに、投げ込みヒーターは足湯に使ったりと、健康グッズとしての使い道もあるようです。
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