《第16回 街建コラム》外壁の黒ずみ・カビをなんとかしたい！初心者でもウォーターセラミックで真っ白な壁を取り戻すことができるのか？

「ウォーターセラミック」は生物由来の汚染、風化に効果があるということでカビや藻による劣化を防いでくれるとのこと…美観を保つために、世界文化遺産の姫路城にも使われているという製品です！
なんてすごいんだ！ということで今回は、建材業界に１年いてもまだ、まともに材料すら触ったことがないスーパー初心者の街建スタッフが塗ってみて、本当に防カビ対策ができるのかレポートしたいと思います！

今回用意した道具は「ウォーターセラミック、バケット、ローラー、養生テープ、マスカー、カッター」です！
汚れた部分を洗い直すための、シャワーホース、デッキブラシなどもご用意ください。
また、細かい部分を塗るようであれば刷毛などもご用意ください。
タオル、ゴム手袋、新聞などは必要に応じて、ウォーターセラミック以外はホームセンターで揃えられるようなものばかりですね。

手順もカンタンで「塗布 → 水洗い → 塗布」 とたったの３ステップ！初心者の私にもできそうです。

　知人の自宅にお邪魔しています。こちらでは裏玄関の階段の黒ずみが気になる！とのことで、こちらに塗布していきます。
　確認してみると、黒いは黒いけど…コンクリートってこんな色してるよね？という印象です（素人の感想）
　ドア側の隅の方が白いので、おそらく新築のときはこの色だったのでしょう。
　果たして、どの程度キレイになるのか想像がつきません。

施工箇所以外は、養生テープとマスカーを使って養生します。
今回はウォータセラミックが土に染み込んで草木に影響があっても問題ない！ということで簡易的に養生しましたが、薬剤の影響が出る可能性があるため施工箇所から離してください。

ウォーターセラミック、バケット、ローラーを使って塗布していきます。
水洗いなどは不要で、むしろ乾いた状態の方が良いとのこと。雨などで施工箇所が濡れいている場合は完全に乾かしてから塗ってくださいね。

まずは、表面の汚れ（カビやコケなど）を落とすために一度塗りを行います。
バケットにウォーターセラミックを適量入れ、ゆっくりとローラーを転がしながら、端から順に塗っていきます。
水のようなテクスチャーなので、どんどんウォータセラミックが土間部分に染み込んでいきます！

汚れが浮き出てきたのか、ローラーが一気に黒くなってきました！
今回は使用しませんでしたが、細かい部分は刷毛を使って塗ってくださ… 臭い！！

うわああ…黒カビの死んでいくニオイ？が臭いです！驚きました。
ここでマスクを忘れてしまったことを後悔。マスク着用をおすすめします。
しんどいので、素早く塗っていきます！
あまりの速さに知人も苦笑いでした。

※ラン藻類 シアノバクテリアを分解する臭いだそうです！

汚れが浮き出てきたら乾く前に、シャワーホースで汚れを洗い流します。
水が茶色く濁っており、汚れが流れていくのが分かりますね。
ただ水をかけただけでは決して洗い流せない汚れです…（まだ少し臭い）
洗い流したら、乾燥させます。

濡れ色がなくなるまで乾かします。
この日は曇りで、３０〜４０分ほど乾燥させました。
すでに白くなってきたのが分かりますね！

まだ少し濡れ色はありますが、表面が乾いてきたので２回目の塗布を始めます！
…
塗っていても…臭くない！
黒カビがいなくなったせいか、全く臭くないです！
クラックが目立ってしまうほど、キレイになっているのが分かりますね！
塗布し終わったら、１２時間ほど放置します。
気になる場合は、塗布した箇所を養生してくださいね。

さて…１２時間ほど放置した結果ですが…（ドキドキ）
：
：
：
：
：
：

驚きの結果となりました！！成功です！！！
比べると違いが良く分かりますね！

スーパー初心者の街建スタッフでも、カンタンに黒ずみ落とし・防カビ施工をすることができました！
これほどまで明るくなると、気持ちがいいです！
今後、雨が降ることで更に汚れを洗い流してキレイにしてくれる効果や、カビや藻が生えにくくなる効果もあるそうで、持続効果も期待ができます！
その凄さが認められ、姫路城などにも使われているのですね。

しかし、残念ながら街建プロでは販売していない「ウォーターセラミック」…皆さまのお問い合わせがあれば実現できるかもしれません！気になる！どんな商品か知りたい！という方はお気軽にご相談くださいね。

またキレイになっている！！！
クラックや溝の汚れが雨で流れおちたようで、さらに美しい仕上がりになっていますね！
ウォーターセラミック、すごい製品なんだと実感しました…！