いつも街建のご利用ありがとうございます。街建の中の人、0号です。
今回のコラムでは私が冬の間、楽しみにしていることを皆様にお伝えしたいと思います。
──メタボなカワセミ、チッチ君
私の住む家の近所には親水公園があって、中心に流れる用水路は清らかで、鯉や小魚や亀の他、数多くの生物が生息していることもあってか、近隣人々が 集まる憩いの場所にもなっています。 私が、この場所で一羽のカワセミと出会えたのは3年前の早朝、冬の事でした! 大好きなウォーキングの最中でしたが「チッチッチ......」甲高い美しい鳥の鳴き声に気が付き用水路の2メートルほどの対岸に背羽はエメラルドグリーンで腹毛の色はオレンジ、くちばしは黒くて長め、足色は赤でした!
──ヒスイのような美しさ
見惚れて、しばらく見ていると水面に向けていきなりダイブして、水面下の小魚をくわえて対岸に戻ってきました!「カワセミだあ〜!」…なんて綺麗なんだと感動しました!その場は、私がじっと見つめたままでいたせいか?少し、小魚をくわえたままでカワセミはじっと私を感じていましたが、 素早い動きで巣に戻るのか飛び去って行きました。その後は週2回、休日のウォーキングが更に楽しみになりました!何故かと言うと、勝手に名づけてしまった「カワセミのチッチ君」に会えるからです!
──野鳥は警戒心が強いというけれど…
それ以来、私が通りかかると頭上で甲高い鳴き声で「チッチッチ..........」すぐ近くに姿を見せてくれるようになりました。 待っていてくれたのか?と勘違いするくらい可愛いです!チッチ君と出会えてから3年が経ちます、最近では警戒心もなくなったのか1メートル位、近づいても逃げ去りません!近くで写真を撮ろうとすると「どうぞ」と言わんばかりに撮影がし易い場所にとまってくれるのです!撮影した画像を見て思いませんか?ずいぶんとメタボなカワセミだな!と思うでしょ?(笑)そうなんです!チッチ君は春が近づくにつれて徐々にメタボになって行くのです!
──季節を超えて
最初は、豊富にいる小魚の食べ過ぎで不健康になるのではと心配したり、猫の奇襲に遭うのではと考えたりもしましたが、 気温が高くなると涼しい場所に移動する為の活力を蓄えているとも思うようになって、今年で3年目、2019年の冬もチッチ君はスマートになって帰って来てくれました。
──いかがでしたか?
カワセミは、川に棲むセミ「川蝉」と書きますが別の漢字で「翡翠」と書くほど、宝石のように美しい鳥です。
日本の寒い地域では夏鳥とされますが、他の地域では留鳥といって、渡り鳥のように季節によって移動することなく、その地域に暮らし続けるそうです。
カワセミの寿命は、約7年ほどですが、天敵に襲われたりなど若いうちに命を落としやすく、平均寿命は低く約2年ほどとのこと。チッチ君には長生きしてほしいですね♪