前回
の街建コラム『モルタルミキサー特集・前編』はいかがでしたか?
ミキサーには、 前編の【モルタルミキサーとは】 の中でも触れたとおり、「練り混ぜる材料」や「ドラムの形状」のちがいによって呼び方が変わることがあります。
後編では、そのようなミキサーとして「グラウトミキサー」や「ポットミキサー」などを紹介し、その使い方についてもお話しを進めていきます。
おもに「グラウト材」を混練りするミキサーです。
撹拌羽根が高速で回転することで、ドラム内では流動性の高い材料(グラウト材)を混練りするために必要な対流(水流)をおこし撹拌します。
メーカーによっては、グラウト材だけでなく「セルフレベリング材」(SL材)の混練りを推奨しているものもあります。
撹拌羽根や、ドラムを回すための動力に「ガソリン エンジン」を使っているミキサーです。
モルタルミキサーの多くは、電源の確保がしやすい100Vの「電動モーター」が主流です。
しかし電源の確保が困難な現場(公園、野原など)もあるでしょう。
そのような現場で活躍するのが、『エンジンミキサー』です。
電源コードを100V用のコンセントにつなぎ、スイッチを入れます。
最初に砂、セメント、水でゆるいの状態のモルタルペーストを作ります。 (ドラムが回転している状態で材料を投入します)
モルタルペーストを作った後は、砂、砂利、セメント、水を加え、水でコンクリートの硬さ(スランプ)を調整します。
レバーやハンドルなどでドラムを下に傾けて、プラ舟などの容器に材料を空けます。 (ドラムが回転している状態で材料を排出します)
材料の排出してから機械の運転を停止してください。
作業が終了したら、きれいに水洗いをしてください。