立花ベントナイトTB-250　25kg／袋

品質・特性

特　長

１．膨潤性
水を吸収して、３〜８倍の体積に膨潤します。

２．粘性
微細な板状結晶粒子が水中で互いに蜜に接し、絡み合い、高い粘性を示します。

３．懸濁性（けんだくせい）
ベントナイト粒子が水中で膨張、分散して超微粒のコロイドとなり懸濁（けんだく）します。

４．チクソトロピー性
より濃度の高いスラリーでは、静止すればゲル状に固まり、力を加えれば元の流動性のあるゾル状に戻るゾル⇔ゲルに転化する性質のことです。

５．塩基交換性
結晶中のNa、Kイオンを放出してCaやMgイオンを取り入れる他、有機性塩基とも交換する塩基交換性を持っています。

用　途

・基礎工事用安定液
地中連続壁工法、アースドリル工法に用いられ、掘削孔にベントナイト液を満たすことで、掘削孔を安定させることができます。
掘削に当たりベントナイトが地層中に浸透して土粒子を安定化し、安定液と孔壁の境界に形成したマッドケーキを介して泥水圧を孔壁に作用させ、崩壊を防ぎます。

・既成杭工法
アースオーガの先端よりセメントミルク或いはセメントベントナイト混合液を噴出し、セメント水、土の混合物を作り、各種杭を建て込みます。
その後、セメントの硬化により杭と地盤との間により強度の高いソイルセメント（杭周固定液）ができ、杭と地盤が一体化されます。

・柱列連続土留壁工法
既製杭工法と同じ用途で使用します。ソイルセメント状の中へH型鋼やその他の既製杭の建て込みをスムーズにするだけでなく、ソイルセメントによる削孔壁の不透水層の向上、セメントミルクのブリージング率の低減、掘削オーガへの抵抗を軽減などの効果があります。

・推進工法
推進の掘削にあたり、ベントナイトは滑材、裏込、掘削泥水の作泥材の他、中詰めモルタルにも重要な材料として利用されます。

・シールド工法
泥水式（泥水加圧シールド）、土圧式（泥土加圧シールド）のいずれにも開発当初から使用され、掘削の為の作泥材（泥水材、加泥材）として不可欠の材料となっています。

荷　姿