バルリンク　455g／袋（水解紙製袋入）

特　長

１．バルリンクがコンクリート中に均一に分散することで、初期収縮ヒビ割れを分散・抑制することができます。
膨張材との併用により効果は向上します。

２．コンクリートにバルリンクを添加することでコンクリート片の剥落防止効果が付与されます。

３．連なっている（連糸状）繊維がコンクリート、モルタルの中で均一に分散するので繊維塊（ファイバーボール）ができにくくなっています。

４．バルリンクの材質はポリプロピレン製のため耐アルカリ性に優れています。
鉄のようなサビの発生がなく、燃焼時にダイオキシン類の発生もありません。

５．コンクリートへバルリンクを練り混ぜる際のアジテータ車ドラムの内部、コンクリートポンプ車の配管内の損耗への影響はほとんどありません。

用　途

・トンネル二次覆工

・橋梁（床版、壁高欄、地覆、橋台、橋脚の躯体など）

・ボックスカルバート、擁壁など

・建築土間、防水押えコンクリート

・法面吹付け、補修・補強吹付け工法

・高靭性セメント複合材料

・その他（ひび割れ抑制、剝落防止対策コンクリート構造物）

使用法

１．コンクリート、モルタルへのバルリンクの添加
ドラムを高速回転させているアジテータ車の投入口から、バルリンクを袋ごと１袋ずつ投入します。
袋が破けて中のバルリンクが見えたことを確認したところで次のバルリンクを投入します。
所定量を投入後、高速回転を２〜３分間継続して練り混ぜ完了です。

２．打設
普通コンクリートと同じ要領で打設してください。
過剰な振動締固めはコンクリートの分離を引き起こし、バルリンクの浮き上がり（分離）にも繋がりますので避けてください。

３．仕上げ
仕上げ面のバルリンクの突出を抑えるため必ずタンピングは行ってください。
この作業にはエキスパンドメタル状均し器の使用をお勧めします。
タンピングは１箇所当たり１〜２回叩く程度を目安とし、叩き過ぎないようにしてください。
叩き過ぎると、逆にバルリンクが浮き上がってしまう場合があります。
ブリーディング水が引き、適切なタイミングで機械ゴテもしくは木ゴテで不陸の調整を行います。
表層部分を荒らしてしまうような無理な水掻きは避けてください。
バルリンクの露出に繋がります。

※コンクリートへ添加する場合の注意事項
バルリンクを添加することでスランプが小さくなり、空気量が変動する可能性があります。
事前に試験練りで確認されておくことをお勧めします。

荷　姿