街建ミニコラム

白華現象について《街建miniコラム》

白華現象(エフロレッセンス)とは?

モルタルやコンクリートに発生する白い綿状の吹出物あるいは斑点のことです。
エフロレッセンス、あるいは略してエフロとも呼ばれます。

白華現象は大きく分けて2種類あり、モルタルやコンクリートを作成する際の練混ぜ水によって発生する第一次白華、施工後に雨水などがコンクリートに浸透して発生する第二次白華があります。
その発生の仕方から、第一次白華はコンクリート表面の全面に渡って発生しやすく、第二次白華は局部的に発生しやすい傾向にあります。

白華現象の原因は?

主な原因となるのはモルタルやコンクリート内部に存在する水酸化カルシウムです。

[第一次白華]

モルタルやコンクリートが硬化する過程で、水とセメントが反応して水酸化カルシウムができます。
水酸化カルシウムは、コンクリートが乾燥する際に余剰水と共にコンクリート内部から表面に移行します。
表面に移行した水酸化カルシウムは、大気中の炭酸ガスを吸収し炭酸カルシウムになります。
乾燥すると水分だけが蒸発するため、炭酸カルシウムが結晶化して目に見える白色に変化します。

第一次白華イメージ

[第二次白華]

コンクリートが長期にわたり強度を増していく過程で、雨や結露などからコンクリートに浸透した水分が、新たに水酸化カルシウムと共に内部から表面に移行します。
その後は第一次白華と同様ですが、コンクリートの密度の違いによって水が浸透しやすい部位にだけ局部的に発生する場合が多いです。

白華を防ぐには?

現状では余剰水と水酸化カルシウムがコンクリート内部から表面に移動することが原因の一つなので、白華現象を完全に防ぐことはかなり難しいです。
しかし、施工の際に少し気を付けるだけで白華現象の発生を抑えることはできます。

  • 作業性を確保しつつセメントに混ぜる水の量に気を付け、余剰水をなるべく小さく抑える
  • 十分に養生し、コンクリート表面の急激な乾燥を避ける
  • 施工の際にセメントに白華防止剤を混入する

対処方法は?

白華が発生している部分に水をしっかりとかけ、スポンジやたわしでこすります。
こすっても落ちない場合には自宅にある酸性洗剤を使用してこすり、水で洗い流してください。
また、白華専用の洗剤を使用することで白華を除去することができます。
街建で取り扱っている商品の一部をご紹介します。

問題はないの?

発生したとしても白華現象自体が構造体へ悪影響を及ぼすわけではなく、見た目の問題として考えられることが多いです。
しかし、明らかなひび割れ箇所近辺から発生している白華現象には注意が必要です。

ひび割れが表面に見えるだけでなく、内部にも及んでいるとその部分が水の通り道となっている可能性があります。
この場合はひび割れから浸透した水が白華現象を誘発している可能性も否定できません。

ひび割れ箇所からの浸水は、コンクリート内部にある鉄筋や鉄骨を腐食させてしまいます。
腐食が進むとコンクリートの剥離が起こってしまうので、防錆材を塗るなどの補修工事をしなければなりません。

最後に

白華現象がきっかけでモルタルやコンクリートに発生している異常を発見できるかもしれません。
お気付きの点があった場合はすぐに専門家に確認してください。